4月4日はイースター(復活祭)です。イースターはクリスチャンのお祭りで、イエス・キリストが処刑されてから3日目に復活した日をお祝いします。
クリスマスを盛大にお祝いすることがブームになる19世紀より以前は、イースターがキリスト教で一番重要な祝日でした。
過去ブログ「クリスマスの秘密」シリーズ1〜3参照
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ヨーロッパでは、中世の頃よりイースター前の数週間は一日一食だけ肉食や酒類は避けるという断食をして、身を清めて準備をしました。
また、時代が下がってくると「どうせ身を清めるのだから」と断食に入る前は盛大に飲み食いをする「謝肉祭」が流行ったりしました。
謝肉祭は現在でも世界各地に残るお祭りですが、全てイースターに関係したイベントと言えます。
イースターの頃には、キリストの復活という奇跡に影響されて不思議なことが起こるとされ、その一つが「ウサギが卵を産む」奇跡だと言われています。卵に絵を描いて飾ったり、ウサギのモチーフがあちこちに登場するのはそのためです。
もっとも、これはキリスト教がヨーロッパに伝わる以前の古代ケルト文化の伝承だとも言われています。ウサギも卵も比較的容易に手に入り、栄養価の高い食べ物であったことから、豊かさのシンボルとされていたようです。
クリスマスと同様、欧米では宗教を離れてみんなで楽しむイベントになっています。
特に子供たちが楽しみにしているのが、エッグハント。
ここ数十年は、装飾した卵をあちこちに隠しておき、それぞれバスケットを持った子供たちが宝探しのように集めていくゲームがイースターの一大イベントになっています。
また、最近では本物の卵でなく、カラフルな紙に包まれた卵型のチョコレートや、お菓子が入った卵型の容器が主流になっています。
ゆかりの木では、イースターイベントとしてチョコレートの卵とお菓子の入ったプラスチックの卵でイースターバスケットを作ってみました。
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