黒部渓谷 下の廊下 その2

ケリアブログ

こんにちは。スタッフTです。

前回は1日目の途中まででした。ちなみに1日目の行動時間は7時間ほど。2日目の行動時間は5時間になります。

トンネル内部

いきなり暗がりの写真ですが、こちらは仙人ダムの内部。ダム施設内の通路を登山者が通る、というコース設定なのです。

「高熱隧道」という言葉をご存知でしょうか? 小説のタイトルにもなっており、その名の通り地中の高熱帯をトンネルが通っているのです。登山コースは高熱隧道を横切るのですが、正にその時の写真なのです。熱による温度差でレンズが曇ってしまいます。

施設内を10分ほど歩いたでしょうか、再び外のコースへと戻ります。ここまでくれば1日目の宿営地の「阿曽原温泉」まであとわずか、になります。

すでに小屋の営業期間は終わり、小屋閉め作業に入っているのですが、テント泊は可能でした。
険しい道を歩いて7時間、正に秘湯ですよね。

露天風呂夜は真っ暗の中温泉に浸かったので、写真は出発前の朝風呂です

2日目は短い行程なのでゆっくりと出発です。ですが、まだ気のを抜けない険しい道は続きます。

砂防ダムの内部を通る、通路の入口
歩道から下を見下ろす 
下の廊下の絶景ポイントの一つ「大太鼓」
歩道とトンネル

上の写真中央右寄りに、歩道とつながる小さな穴が見えますか? 写真左側には沢があります。これは沢の裏側にトンネルを掘っているのです。

写真を撮っているこちら側にトンネル入り口があり、向こう側に出ることになります。歩道を沢の表側に通す、という事が困難だったせいでしょうか。

トンネル入り口

トンネルの入り口です。下の廊下を歩きながら思ったのですが、このような険しく奥深い自然の中を通る歩道は完全な人工物なのですよね。自然への畏れはもちろんですが、人間の執念深さというものをすごく感じました。

欅平駅に到着

その後、欅平に到着。登山の行程は終わりですが、1時間ほど歩くと「祖母谷温泉」があるのでそこで1泊しようという事になりました。ちょっと贅沢な道草です。

祖母谷温泉は河原からも源泉が沸いており、川の中に石で囲った湯舟があります。ここの秘湯っぷりもかなりのものです。露天風呂も開放的で風情もありました。欅平駅から徒歩1時間で行けるので、登山をされない方でも行けるかと思います。

河原の湯
夜の露天風呂 
祖母谷温泉小屋



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