ゆかりの木

みなさんは「バリアフリー」という言葉に対してどんな印象をお持ちでしょうか? 一般の人なら、「フリー」という語感から「障害のある人もない人も誰でも利用できる」と答える人が多いでしょう。しかし、重度の障がい者や支える家族はこの言葉に対して少し違う思いを抱いている人も多いのではないでしょうか。

「障がい者用トイレがあっても、成人用のおむつ替えスペースがないので結局使えなかった」「スロープがあっても、角度が急で登れなかった」「段差は無くても廊下に直角に曲がらなければ通れない箇所があり、うちの車椅子では無理だった」という経験をした人は少なくないと思います。また、聴覚過敏やその他の知覚過敏のある人は、どこかに出かけたり、イベントなどに参加したくても音や光、においなどの情報がないために躊躇することもあるでしょう。「バリアフリー」とうたっていても、結局は利用できない人もいる。何がバリアフリーで何がそうでないか、その基準もあいまいなので、「実際に当事者がその場に行って利用してみないとわからない」ということも多いのです。

ゆかりの木では、混乱を招きやすい「バリアフリー」に代わって「アクセシビリティ」という言葉を使います。「アクセシビリティ」は「利用しやすさ」の度合いをはかる言葉で、「アクセシビリティが高い/低い」という言い方もします。ゆかりの木では、混乱を招きやすい「バリアフリー」に代わって「アクセシビリティ」という言葉を使います。「アクセシビリティ」は「利用しやすさ」の度合いをはかる言葉で、「アクセシビリティが高い/低い」という言い方もします。

いかなる建物・設備・道具であっても、100%世の中の誰でも利用できる何かをつくる、というのはとても難しいことです。「バリアフリー」や「ユニバーサル」という言葉が時として混乱を招きやすいのはそのためです。しかし、「アクセシビリティ」というコンセプトで、できるだけ多くの人が利用できるものを目指す努力は必要です。そして、障がい者をサポートする施設においては、「できるだけそれぞれのニーズに合わせていく」ことがアクセシビリティを高めるカギになります。

ゆかりの木では、障がい者のご家族の方もサポートしていきます。重度障がい者の家族、特に母親は、職業の選択や日々の生活のクオリティにおいて大きな制限を受けていることが多いものです。ゆかりの木ではそれぞれのご家族の事情を考慮し、障がい者と障がい者に関わる人々の負担をできるだけ少なくしていく方法を共に考えていきます。

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