こんにちは。スタッフTです。
本日は「『黒部の山賊』を訪ねて その2」を投稿いたします。
上の写真は、三俣蓮華岳と鷲羽岳の鞍部にある三俣山荘です。
先日ご紹介した伊藤正一さんは、戦後にこの三俣山荘(当時は三俣蓮華小屋)の権利を手に入れ、アルプスとの付き合いを深めていったようです。
左手に見えるのは冬季の避難小屋だとか、、、
そうそう、『黒部の山賊』の山賊については触れていませんでしたね。
当時本当に山賊がいた、というわけではなく、猟師が戦時中のどさくさに紛れて活動の拠点として山小屋を占有していた、ということらしいのです。
そこで伊藤正一さんと猟師たちの出会いがあり、対決を経て付き合いが始まるという事なのです。
雲ノ平同様、三俣蓮華岳もアルプス最奥部と呼ばれ、麓からたどりつくまでに今も昔も二日間を要します。伊藤さんはその時間を一日短縮する為に「伊藤新道」という登山道を作ります。
残念ながら現在は廃道になっており、一般登山者は立ち入ることが出来ないのですが、途中までハイキングコースになっていたり、ガイドツアーのみにて通行が可能になっています。(危険な渡渉が何度もある)個人的にはこの伊藤新道のルート(ガイドツアー)もいつか行ってみたいです。
今回ご紹介した三俣山荘周辺も『黒部の山賊』においては中心的な舞台です。
もし興味を持たれた方がおられましたら、ご一読されることを強くお薦めいたします。
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